GitHub Copilot エージェントモードで自律コーディングを試した
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GitHub Copilotに「エージェントモード」が追加された。これまでの補完・チャット機能から一段階進化し、複数ファイルをまたいで自律的にコードを書き、テストを実行し、エラーを修正するところまで自動でやってくれる。
実際に個人プロジェクトで1週間使ってみたので、レポートする。
エージェントモードとは
通常のCopilotは「補完」か「チャットで質問→自分で適用」のどちらかだった。エージェントモードでは:
- ゴールを自然言語で伝える
- Copilotがファイル構成を把握して計画を立てる
- 複数ファイルを自律的に編集する
- テストを実行し、失敗したら自動修正する
という一連の流れを自律実行できる。
使い方
VS Codeの場合:
- Copilot Chatパネルを開く(
Ctrl+Shift+I) - モード選択で「Agent」を選ぶ
- タスクを自然言語で入力する
新しいユーザー認証機能を追加してください。
- JWT認証
- /api/auth/login と /api/auth/logout エンドポイント
- ミドルウェアで保護されたルートに適用
これだけで、関連ファイルを自動で特定・編集・作成してくれる。
実際に試したタスク
タスク1: テストカバレッジの改善
src/utils/ 以下のファイルのユニットテストが不足しています。
Vitestを使ってテストカバレッジを80%以上にしてください。
結果: 3ファイルのテストを自動生成し、モックも適切に設定してくれた。実行して通らないテストを自動修正するループも動いた。所要時間:約4分。
タスク2: APIエンドポイントのリファクタリング
src/routes/ 以下のAPIルートにバリデーションが統一されていません。
zodを使って入力バリデーションを統一してください。
結果: 5ファイルを横断して修正。zodスキーマを一元管理するファイルも自動で作成された。
タスク3: ドキュメント生成
src/api/ 以下の全エンドポイントのOpenAPI仕様書を生成してください。
これは精度がやや不安定だった。コメントが少ないコードでは推測で書いてしまう場面があった。
Claude Codeとの比較
個人的に両方を使った上での比較:
| 項目 | Copilot Agent | Claude Code |
|---|---|---|
| IDE統合 | ◎ VSCode完全統合 | △ ターミナルベース |
| コンテキスト把握 | ○ リポジトリ全体 | ◎ より深い理解 |
| 価格 | 月$10(GitHub Pro込み) | 従量課金 |
| 対話の自然さ | ○ | ◎ |
| ファイル操作の安全性 | ○ 確認あり | ◎ 詳細な確認 |
使い分けの結論: 日常的なコーディング補助はCopilot、複雑な設計・リファクタリングの壁打ちはClaude Codeという組み合わせが今のベストだと思っている。
注意点
- 大きなリポジトリではコンテキスト把握に時間がかかる
- 自律実行なので、気づかないうちに意図しない変更が含まれることがある → 必ずdiffを確認する
- 実験的機能のため、動作が不安定な場合がある
まとめ
Copilotエージェントモードは、「何かを実装したい」という意図をそのまま渡せる点で大きな進化だ。試作フェーズや定型的なリファクタリングで特に威力を発揮する。
AIコーディングツールは「補完」から「自律実行」へと明確にシフトしている。この流れに乗り遅れないためにも、今から積極的に使い倒しておくことをすすめる。
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Agentive 編集部
AIエージェントを実際に使い倒す個人開発者。サイト制作の自動化を実践しながら、その知見を発信しています。